鳩山内閣誕生についてのぶら下がり記者会見
平成21年9月16日(水)16:30〜16:40
【鳩山内閣の誕生を受けての市長コメント】
国内外の課題が山積する中での船出となりますが、民意を十分に汲み取りながら、国家・国民のために頑張っていただきたいと期待しております。
地方自治体の立場からは、特に「地方分権・地域主権」の流れを確かなものにしていただきたいという希望が強くあります。3党の政策合意にありますように、「政府と地方自治体の協議の場」を設けるということですが、その協議の場を一刻も早く設けていただきたい、そして、その場などを活用しまして、地方の声を鳩山新内閣にしっかり伝えていきたいと思っております。
国民の期待・負託にこたえて、しっかりとした政策運営に当たられることを期待しております。
続いて、以下は、記者団との質疑の概要
【閣僚人事に関しての印象】
かつて、一緒に仕事をした先輩・同僚の皆さんが閣僚になっておられまして、その頃を思いますと懐かしい顔ぶれであります。それぞれ困難な課題に直面していますが、国家・国民のためにしっかりと政策運営に当たられることを期待しております。
【連立政権政策合意・マニュフェストに盛り込まれている中小企業、子育てなどくらしに身近な施策の中で、期待したい、もしくは市長として地方自治体の立場からも進めていけると考えられる点】
3党の政策合意ができて連立政権発足となりますので、それぞれの政党が公約をしていたことが、今後鳩山内閣としてどのように具体化され、国会で提案され、予算化されていくのかというのは、当面、情報収集をして、注視をしてまいりたいと思っております。ただ、全体の大きな流れの中で、財政は引き続き厳しいわけでございますが、子育て支援や教育や福祉といったところに政権としてもかなり力を入れるのではないかと期待しております。
【「期待」とは逆に、「不安」な部分は】
今夜発足するわけですから、不安ということは申し上げません。
ただ、大胆なマニフェストのところもありますので、そういった意味ではこれまでの長い間の政権運営からいたしますと、大きな変革に踏み出すという姿勢が見えているものもマニフェストの中にありますが、いずれにしても、岡田克也さんを中心に3党がしっかりと議論して、それを集約する形で3党の政策合意ができておりますので、それに基づいて、具体的にどのように政策運営に当たるか、それをしっかりと見守りたいと思います。
特に、地方自治体の立場からしますと、これはどの自治体も共通していると思うのですが、これまで深刻な経済環境の中で何とか明るさを取り戻したいということで、それぞれ麻生内閣の中で打ち出される政府の施策を目一杯活用して、それぞれの自治体が予算を編成したり、いろんな施策を打ってきております。それが報道によりますと、一部凍結されるのではないかと、そういった点が各自治体とも気掛かりだと思います。
ただ、そうした点につきましても、基本的に3党の進む道というのは、「地方自治体との協議の場を設ける」という一文に表れているように、できるかぎり地方自治体の意思を大事にして、地方に自由に使えるお金を拡大していこうというその流れだけははっきりしていると思いますので、私ども地方自治体は、それぞれ汗をかいて頑張ってきていることについて、是非そのへんの事情をお汲み取りいただいて、適切な政策運営に当たられることを期待したいと思います。
【古巣の民主党が政権を取り、内閣が発足したとことについての感想は】
これは、国民の厳粛な審判であります。地方自治体の長といたしましては、その厳粛な国民の審判を受け止めるということに尽きると思います。
確かに私は、旧民社党からスタートいたしまして、市長選に立候補する直前まで、民主党に在籍をしたことがあります。ただ、民主党を離党して「北九州市民党」に変わって、一党一派に偏しないよう心がけるということを公約して、今日まで2年半歩んできております。
そういった意味では、「懐かしい顔ぶれ」という心情的なものは感じないわけではありませんが、内閣が発足するということは、今後国民の期待にどのようにこたえていくか、具体的にどのような政策を打ち出していくのかということが何よりも大事でございますので、時には鳩山内閣に対しても、地方の声を敢然としてぶつけていくということもあるでしょう。
【顔なじみの方の入閣による、北九州市政運営のメリットは】
着任して2年半、これまでも内閣のほうに通いまして、北九州市の政策要望をしてまいりました。そして、市長選の時にはいろいろあったのですが、北九州市からの政策要望ということにつきましては、自民・公明党の連立内閣が本当によくしていただいたと思います。私はそのことを大変感謝いたしておりますし、そういった意味では、地方自治体、また、本市の市民の気持ちをどのように汲んでくれるかということがこれからも大事なわけであります。
(了)