平成23年2月15日

 

2/15記者発表 市長読み上げ文

 

【冒頭】

 本日は、株式会社 沖創建設より本市に購入要請のあっているコムシティ商業床等について、本市が取得し、再生に取り組む方針を決定いたしましたので、報道関係の皆様にご報告させていただきます。

 

【意見聴取】

〈意見聴取の必要性〉

昨年12月27日、本市は同社からコムシティの商業床等の購入要請を受け、早期の回答を求められていましたが、コムシティの再生が、市政にとって大変重要な課題であることから、議会や地元団体などから、幅広く意見を聞いた上で、方向性を出す必要があると考えました。

〈意見聴取の概要〉

そこで、年明けから約1ヶ月間かけて、議会や地元のまちづくり団体をはじめ、市内の経済団体や子育て、福祉、教育などの分野で活動されている主要な団体の方々に、幅広くご意見を伺いました。

ご意見を頂いた方々には、この場を借りて厚く御礼申し上げます。

〈取得の是非についての意見〉

この意見聴取では、まず、本市の取得の是非について、一日も早いコムシティの再オープンを期待し、積極的に市の取得を期待する意見をはじめ、民間での再生が難しい現状では、市の取得は止むを得ないとする意見などを含め、市が取得すべきとの意見が多数でございました。

〈再生のあり方について〉

次に、取得後の再生のあり方については、再生イメージや具体的な整備施設の提案など、内容が多岐にわたっておりました。

 

 

【方針決定の理由】

今回、本市では、関係の皆様から聴取させて頂いた意見を踏まえ、市内部で慎重に検討し、取得の方針を決定いたしました。

決断に至るまでには、コムシティ商業床等の閉鎖状態が、現在まで7年以上も続いており、その間、本市もできる限りの支援をしたにもかかわらず、民間による再生が実現せず、市への取得要請に至ったことについて、大変強い危機感を持たざるを得ませんでした。

その一方、市としましては、厳しい財政状況の中での購入要請ということで、取得に応じれば、新たな財政負担などの課題を抱えることになり、苦しい判断を迫られました。

しかし、やはり、コムシティが、本市の副都心黒崎の活性化には不可欠な施設であり、また、中心市街地活性化基本計画の期間も残り2年となっている中、この時期に市が取得しないとなれば、再生の実現性や時期が見えず、閉鎖状況のさらなる長期化や、市や地域が望むような再生ができなくなる恐れがあるなど、黒崎のまちづくりに対する市民の不安が増大することにもなりかねず、こうした事態は是非とも避けなければならないとの思いを強くいたしました。

 また、こうした状況を反映し、地元を中心に、「コムシティを早く再生して欲しい。黒崎のにぎわいを取り戻して欲しい。」という市民の切実な願いを多く耳にし、また、先週には、市内の経済界や地元団体などから、本市の積極的な取り組みを求める要請文もいただきました。

本市としても、こうした市民の皆様の強い思いに対し、誠意を持って応えなければならないとの使命感から、今回、取得する方針を決断した次第であります。

 

 

 

 

 

 

【今後の取り組み】

〈再生に向けた方向性〉

今後の再生に向けた取り組みでございますが、これまでの民間での取り組みや昨今の厳しい経済社会情勢などを鑑みますと、取得する床全体を商業だけで活用することは困難であり、オフィスや公共施設など、業務系施設を加えた複合型施設として、再生を目指していきたいと考えています。

また、取得後の活用策については、今回の意見聴取も踏まえ、再生の方向性をしっかり議論するとともに、業務系の施設内容については、議会や市民の皆様の意向を伺いながら、慎重に、かつスピード感を持って検討していきたいと考えています。

〈今後のスケジュール〉

次に、今後のスケジュールにつきましては、本日の方針発表を機に、今後、沖創建設と取得に向けた協議を行うとともに、議会の承認を経て、取得に必要な手続を進め、できるだけ早期の取得を目指していきたいと考えています。

 

 

【再生への決意】

今後、再生の実現に向けては、決して平たんな道ではないと思いますが、この機会を逃さず取得することにより、長年の懸案であったコムシティが、黒崎地区のにぎわいづくりに資する施設として、地元の八幡西区の方々はもとより、多くの市民の方に親しまれ、喜ばれる形で再生できるよう、市を挙げて全力で取り組んでまいりたいと考えています。

以上です。