国際会議 協議会会長 全体総括

 

○本日は、ボルダー市、フライブルク市、ベクショー市、国内を代表する有識者や団体、そして会場が満席となるほど多くの方にご参加いただき、有難うございました。

 

○基調講演や、国内外の事例発表、パネルディスカッションなどを通じて、低炭素都市づくりを進めるための、多くのヒントやノウハウを得ることができました。

 

○はじめに、貴重な報告や海外都市との対話の中から、低炭素都市づくりの重要な担い手である「市民」に積極的な参加を促す方法について、多くの示唆がありました。
一方、低炭素社会へ転換するために都市・地域が果たすべき役割についても、様々な知見をいただきました。

 

○海外からの事例発表では、地域コミュニティの参画による実践や、公共交通網や新エネルギーの整備、地域資源の導入とインフラ政策との融合など、いずれも素晴らしい取組みをご紹介いただきました。
まさに世界を代表するベストプラクティスと言えます。

 

○さらに、パネルディスカッションにおいては、取組みを推進する際に突破口となる重要な「鍵」や、取組みが持続性を持って発展していくための「工夫」、また、多様な活動を生み出すための社会転換イノベーションの仕組みづくりなどを議論していただきました。

 

○いずれも、その地域ならではの、地域特性などの固有資源を活かし、地域の知恵と力を結集させ、推進することで、大きな原動力を生み出しています。
本日、皆様のお話を伺い、大変に勇気が出ました。
我々がしっかりとやらねばという決意を、ここで新たにいたしました。

 

○改めて、やはり“都市が先頭を走らなければならない”ということを強く感じています。
そのためには、まず、我々「市民」が行動することが重要であります。
それぞれの都市を構成する、住民をはじめ、企業、NPOや各種団体、行政その他が広い意味での「市民」ということになると思いますが、この広い意味での「市民」が一致団結して、地域の力を発揮し、一緒に考え、行動していくことが重要です。

 

○その方向性を具体的に示すものの1つが、「ベストプラクティス」だと思います。優れた取組みに学び、ヒントを得て、さらに水平展開につなげていくことが、低炭素都市づくりを早く確実に導くための極めて有効な手法であると確信しています。
その意味で、本日表彰を受けました各都市や、外国からお招きいたしました3都市の貴重な経験を、全国193の構成員の皆様においても、ぜひ参考にしていただきたいと思います。

 

○本日、当協議会から「ベストプラクティス特別賞」及び「大賞」を表彰いたしましたのも、まさにそのためであります。
都市と農山村、海辺と山間、さらには雪国と南国など、地域性によって直面する状況は様々ですが、このコンセプトを基に、自らの地域資源を活かし、創意工夫を重ね、地域にとっての最適な施策へと高めることで、次は皆様が「ベストプラクティス」表彰を獲得していただきたいと思います。

 

○当協議会には、様々な規模、地域性を有する都市・地域が構成員として参加しております。
本日、ここにご参加いただきましたボルダー市、フライブルク市、ベクショー市をはじめ、日本国内外の諸都市・地域同士の連携・交流を強化することにより、新たな力が生まれ、お互いの
低炭素化と活性化・成長を同時に実現する低炭素社会づくりを一層推進していくことができると確信いたしました。

 

○1日間という短いプログラムではありましたが、参加された皆様方にとっては、国内外の最先端の知恵を吸収する良い機会になったことと思います。
参加された皆様方は、それぞれの都市が置かれた環境や直面する状況、またそれぞれの立場によって、様々な点について着目し、様々なことをお感じになったことと思います。
本日得られた知恵をそれぞれの地域に持ち帰り、今後の取組みの在り方を再考する契機とし、新たなベストプラクティスの創出につなげてください。
協議会全体で切磋琢磨することが、全体のさらなるレベルアップを促します。
そして、その成果を、またこの協議会に還元していただき、協議会全体で共有し、全体のパワーアップにつなげていきたいと考えます。

 

○最後に、今後の低炭素都市づくり、低炭素社会づくりが一層確固とした根を張り、ますます加速することを祈念いたしまして、この国際会議の総括とさせていただきます。
本日は有難うございました。