北九州市保健福祉オンブズパーソン事業
市長定例記者会見(10月17日)
(1 報告の経緯・事業開始)
○市長就任時より、市民目線に立った行政の取り組みとして福祉全般についての市民の苦情に公正中立に対応する保健福祉オンブズパーソン制度について検討してきた。このたび、事業実施に向け準備が整い、平成20年11月1日から事業を開始することになったので報告したい。
(2 事業の目的)
○この事業の目的は、第三者であるオンブズパーソンが簡易迅速に保健福祉サービス利用者の苦情解決に向けて対応することにより、早期に利用者の権利や利益を保護すること。また、オンブズパーソンの意見(勧告等)により、市が同様の苦情の再発防止を行うことで保健福祉サービスの質の向上を図ることである。
(3 オンブズパーソンの職務など)
○具体的には、オンブズパーソンが@利用者等の苦情申立てについて直接面談した上で、A市の機関に必要な調査や報告を求め、その内容にB不当な点があればその是正を勧告するなどにより、苦情の解決を目指すもの、である。
(4 オンブズパーソン適任者の推薦について)
○オンブズパーソンは、人格高潔で社会的な信望が厚く、保健福祉や法律に関し優れた識見を有する方が望ましいとの考えから、保健福祉や法律分野で市民の権利擁護や福祉の向上に寄与している関係団体に適任者の推薦を依頼していたところである。
(5 推薦団体について)
○推薦をお願いした関係団体は、
@社会福祉専門職の国家資格である社会福祉士により構成され、福岡県民の福祉向上のための支援団体として活動している「社団法人 福岡県社会福祉士会」
A北九州市の弁護士により構成され、市民の権利擁護に携わっている「福岡県弁護士会北九州支部」
B北九州地区において法律専門の教育研究機関として発展し、法律家や研究者に多くの人材を輩出してきた「九州国際大学」
の3団体である。
○この度それらの関係団体が選考の上、推薦された3名の方を市としても尊重し、オンブズパーソンに任命したいと考えている。
(6 受付窓口)
○また、福祉サービスに関する苦情申立ての窓口は、市民が簡単な手続きで苦情を申し立てられるような利便性や苦情受付事務の効率性に配慮して、市役所1階の市政相談コーナー内に設置する。
(7 事業の効果)
○以上のように保健福祉オンブズパーソン事業を実施することにより、
@既存制度では対応できなかった苦情の窓口設置による利用者満足度の向上
Aより良いサービスを提供するという職員の意識改革や緊張維持による事務改善
などの事業効果が得られ、最終的には利用者サービスの質の向上につながるものと期待している。