11月17日 市長定例会見 【北九州市の新球技場について】

本市では、市民に夢と感動を与え、豊かで活力ある北九州市の創出につながる「見るスポーツ」の機会を提供するため、プロアマ問わずサッカーやラグビーなどのレベルの高い試合や大会を中心に開催できる施設として、「新球技場」整備の検討を進めています。
このたび、整備の基本方針並びに建設候補地がまとまりましたので、お知らせします。


まず、【1 新球技場整備の基本方針】でございます。
新球技場については、次の5つの基本方針に基づき、整備を進めます。
・一つ目に、サッカーやラグビーなどの球技専用の施設とすること
・二つ目に、概ね2万人が収容できる施設とすること
・三つ目に、多くの人が訪れやすい施設とすること
・四つ目に、まちの活力向上に貢献する施設とすること
・最後に、環境モデル都市にふさわしい施設とすること
以上の5つの基本方針に基づき、北九州市の顔となり、市民が誇れる魅力ある施設を目指し、整備したいと考えています。


次に、【2 建設候補地】でございますが、小倉駅北口地区を建設候補地として、より詳細な検討を進めます。
これまで、建設候補地については、
・交通アクセス
・周辺土地利用との関連
・まちのにぎわいづくりや市全体の活性化
などの観点から、都市計画・建築、スポーツ興行・競技、にぎわいづくり等のアドバイザーからいただいた助言も参考として、調査、検討を行ってまいりました。           
そして、優れた候補地検討対象として、
・小倉北区の「小倉駅北口地区」、
・八幡東区東田地区の「スペースワールド園内」と「八幡駅北口」
の3箇所を最終的に絞り込みました。
さらに、これらの中から、
・市内各所・全国各都市からの交通結節点となる小倉駅に近接し、特に交通アクセスに優れること
・飲食、宿泊や駐車場など、周辺の都心機能と連携が図れ、まちのにぎわいづくりや市全体の活性化が期待できること
などを理由に、「小倉駅北口地区」を最終的に選定しました。
今後は、この「小倉駅北口地区」を建設候補地として、整備の実現に向け、より詳細な検討を進めていきます。


次に、【3 目指すべき施設のイメージ】でございますが、
新球技場の具体的なイメージとして、多彩な観客席やそれを覆う屋根、ユニバーサルデザインに配慮した共用スペース、大型映像装置、天然芝グラウンド、後方諸室や放送設備など、観客や選手や関係者など、すべての人が利用しやすい球技場を目指します。
 さらには、北九州市の都心部ならではの特徴として、環境モデル都市を象徴する様々な工夫、周辺の都心機能との連携、海上部利用による親水空間の導入などを検討しています。


次に、【4 建設費の目標】ですが、新球技場の本体建設費は、概ね100億円強を想定しており、今後、具体的に検討することとしています。
ただし、親水空間の整備、環境への対応、周辺施設の整備、観客席の増設への対応、などには別途整備費が必要であると考えています。

また、用地につきましては、民間企業の協力により、借地を予定しており、用地取得費の縮減を図ることにしています。
なお、建設費のさらなる縮減及び維持管理費の縮減についても、今後、検討を進めていきます。


また、【5 期待する経済効果】でございますが、建設による経済波及効果として、約180億円を試算しており、また、完成後は年間11億円の経済効果を見込んでいます。


最後に【6 今後の取り組み】でございます。
今後は、この基本方針に沿った建設工事を進めることについて、市民の皆様にも十分ご理解いただけるよう、まずは、
@ 施設の配置や関係諸室のレイアウト及び必要な諸設備
A 効率的・経済的な整備手法
B 建設コスト縮減の工夫
C 維持管理の効率化
D 施設の活用方法
などの整備方針をとりまとめる予定です。
また、整備方針の策定にあたっては、新球技場の将来像をオープンに議論するために、『(仮称)新球技場整備方針策定検討会』を設置し、出前講演やタウンミーティングなどと合わせ、市民・関係団体へ丁寧な説明や意見聴取に幅広く取り組みたいと考えています。
あわせまして、北九州市公共事業評価システムに基づく計画段階における大規模事業の事前評価なども行う予定です。
こうした検討を経て、市民の理解を得るとともに、公共事業評価委員会から実施の判断をいただいた上で、概ね5年後の完成を目指し、順調に進めていきたいと考えています。