「北九州市ワーク・ライフ・バランス推進協議会」の設置について
(記者レク11月28日)

1 本市の現状
  本市は、世界につながる環境と技術のまちとしての特色を活かしつつ、産業の活性化と質の高い暮らしの実現を目指していますが、その担い手となる市民の働き方をみますと、
・ 30代から40代の男性は5人に1人が週60時間以上の長時間労働をしている。
・ 平成19年の市民意識調査では、少子化対策として「残業が減る、休暇が取りやすい職場環境の改善」を望む回答が2割強となっている。
 というような現状があります。
産業都市である本市にとって、市民が働きやすい環境づくりは必要不可欠であり、そのため、一人ひとりが多様で柔軟な働き方が選択・実現できる社会を目指すワーク・ライフ・バランスの推進は重要課題の一つであるといえます。

2 推進協議会設置の経緯
昨年12月、国において政労使の合意により「仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)憲章」と「仕事と生活の調和推進のための行動指針」が定められ、その中ではワーク・ライフ・バランスの実現のために企業、働く人、市民、行政がそれぞれ役割を果たしていくことが示されています。
また、平成20年9月市議会においては、「ワーク・ライフ・バランスのまちづくり推進」に関する決議が全会派一致で採択されたところです。
本市ではこれまで、出前講演や企業表彰など啓発活動を中心にワーク・ライフ・バランスの推進に努めてまいりましたが、このたび国や市議会の動向も踏まえ、もう一歩踏み込んで市内の関係者が一体となって働き方や暮らし方の見直しに取組むこととしました。
この運動の推進母体として、(仮称)「北九州市ワーク・ライフ・バランス推進協議会」を設置することといたしました。

3 推進協議会の構成と今後の取組
  ワーク・ライフ・バランスを推進するためには、企業、働く人、市民、行政がそれぞれ役割を果たすことが必要であることから、「北九州商工会議所」をはじめとする使用者代表、「連合福岡北九州地域協議会」など働く人の代表、「北九州青年会議所」など市民代表の方々に参画していただくとともに、有識者や行政を加えた17団体・個人で構成することといたしました。
「環境モデル都市地域推進会議」と同様にまず運動母体を作り、そこから取組みを進め、市民に発信して取組みの推進を図るものです。
具体的な取組みについては、推進協議会において、今後検討し、決定することになりますが、個々の構成団体における取組みと、推進協議会としての取組みを並行して進めていくこと、また、推進協議会の取組みとしては、例えば、働き方の実態把握や企業におけるモデル事業の実施などが考えられます。
  なお、第1回目の会議は12月19日を予定しています。

第2回「北九州市ワーク・ライフ・バランス表彰」受賞企業等発表について
(記者レク読み上げ文)

1 趣 旨
「北九州市ワーク・ライフ・バランス表彰」は、子育て支援や男女がともに働きやすい職場環境づくりを進める企業・団体・個人を表彰し、その取り組みを広く情報提供することを目的に実施しています。この度、第2回の表彰企業・個人が決定しました。

2 表彰企業・個人
 まず「企業・団体部門」の「市長賞」の受賞企業をご紹介します。
 @医療法人 真鶴会(まなづるかい) 小倉第一病院     
A医療法人社団 新日鐵八幡記念病院    
 B株式会社 安川電機
C社会福祉法人 容風会(ようふうかい) 総合福祉施設 おきなの杜(もり)    
 D日本コンピューター 株式会社      

「企業・団体部門」の「奨励賞」としましては
  E社会福祉法人 西日本至福会(しふくかい)
   
 続いて、「個人部門」では、2名の方が受賞されました。
  @「市長賞」  杉井 千春(ちはる)さん(株式会社安川電機 ロボット事業部ロボット工場開発部)
  A「奨励賞」 本山 晴子(はるこ)さん(北九州ワーキングマザーネットワーク代表)
が受賞されました。以上が今年度の受賞企業・個人となります。

3 ワーク・ライフ・バランスの実現に向けて
  今回受賞された6つの企業に共通していることは、男女がともに働きやすい職場環境づくりを積極的に推進し、短時間勤務やフレックスタイムなどの制度整備だけでなく、その制度を利用しやすい風土づくりに取り組んでいることです。
  各企業の具体的な取組については、お手持ちの資料のとおりですが、有給休暇を完全消化できる職場風土などは市役所を含め、市内企業全てがお手本として見習うべき取組であると思います。
  また、個人部門を受賞された方々の取り組みを見ましても、働き方を積極的に改善し、仕事と生活のバランスを取るよう努力されています。働き方の見直しにより生活を充実させるという大変先進的な生き方は、働いている全ての方々のロールモデルになることと思います。

  ワーク・ライフ・バランスの推進は、企業と働く人が双方で取り組むことが重要です。
本市では、今回受賞された企業・個人のような素晴らしい取り組みを大いに発信して、この北九州市にワーク・ライフ・バランスを定着させていくよう努めていきたいと思います。