新年のご挨拶

SDGs未来都市として日本一住みよいまちへ

新年あけましておめでとうございます。
今年は、いよいよ平成に次ぐ、新たな時代の幕開けを迎えます。次代を見据えたまちづくりを進めていく第一歩となる年でもあります。

北九州市は昨年、国から「SDGs(エスディージーズ)未来都市」に選定されました。SDGsとは、国連で採択された世界共通の2030年に向けた新たなまちづくりの目標であり、環境保全や経済成長、質の高い教育、健康と福祉など、幅広い分野で「持続可能な社会」を未来の世代に引き継ぐことを目指すものです。

本市では、今年もこのSDGs達成を目指す先進都市として、誰もが安心して暮らし、活力とにぎわいにあふれる、住みよいまちづくりを進めてまいります。
各分野での取組みとして、まず、暮らしの面では、本市の子育て環境が小児救急医療や児童保育などの充実により高い評価を受けています。引き続き、妊娠・出産・育児期の切れ目ない支援や、「子ども食堂」を始めとする地域の居場所づくりの推進など、更なる充実に努めます。教育に関しては、昨年12月、子ども読書活動の推進拠点となる子ども図書館がオープンしました。今後も学校施設の老朽化対策を計画的に行うなど、子どもたちが健やかに学び、生きる力を育む教育環境の整備を進めます。

また、健康・福祉の分野では、介護ロボット等の活用による先進的介護の実現を図るとともに、オール北九州で健康寿命の2歳延伸を目指す健康づくり事業などに取り組みます。

さらに、近年激甚化する豪雨災害などに備え、河川などの都市基盤の強化、防災教育やイベントでの啓発などを充実させ、総合的な防災力の向上を図ります。また、防犯パトロールなど「地域を見守る目」を増やし、安全・安心を今まで以上に実感していただけるよう努めます。

次に、産業の面では、響灘地区での洋上風力発電関連産業の拠点化に向け、環境アセスメントなどの準備が着実に進んでいます。また昨年、国が新設した地方大学・地域産業創生交付金事業に本市のものづくり技術を活かしたロボットに関する提案が採択されました。引き続き、環境・エネルギー、ロボットなどのリーディング産業を、国や県と連携して振興していきます。

また、人手不足などの課題に直面する地元中小企業に対しては、多様な人材の就労促進やロボット導入などによる生産性向上、円滑な事業承継など、きめ細やかな支援を行ってまいります。

文化の面では、2020年の「東アジア文化都市」に選定されています。開催に向け、伝統芸能や文学、漫画・アニメ、映画など、本市ならではの文化芸術をさらに振興していきます。

スポーツの面では、女子テニスの国別対抗戦フェドカップなどの国際大会やラグビー・ウェールズ代表との交流プログラムが行われます。昨年、北九州空港の利用者数が過去最高となり、海外から多くの方が本市を訪れる中、文化やスポーツの振興を通じて、アジアをはじめ世界に開かれたにぎわいあふれるまちづくりを進めます。

これらの取組みを通じて、持続可能な社会を実現するためには、安定的な財政基盤の維持が不可欠です。行財政改革にもしっかりと取り組んでまいります。
今年を新たな時代を切り拓くスタートの年としましょう。